PVは増えたのに売上は伸びない。その状況を変えるnoteの役割
企業でWebマーケティングや広報を担当していると、こんな悩みに直面することがあります。
- 認知は増えた
- PVも伸びた
- SNSのフォロワーも増えた
- それでも売上にはつながらない
施策自体は間違っていないはずなのに、なぜか成果だけが追いつかない。
努力しているからこそ、「何が悪いのか分からない」状態はつらいものです。
本記事は、そんな企業の広報・営業・IT担当者の方に向けて書いています。
noteを「広報の延長ツール」としてではなく、
売上に直結する戦略装置として再設計することで、
- なぜ売上につながらないのか
- どこで信頼が途切れているのか
- どうすれば“選ばれる企業”になれるのか
この3点を、実務目線で整理します。
専門知識がなくても理解できるように、なるべく噛み砕いて解説しますので、ぜひ最後まで読み進めてみてください。
webマーケティングで「PVは増えたのに売上は伸びない」状態が起こる理由
まず最初に確認したいのは、なぜこの現象が起こるのかです。
一般的なwebマーケティングの流れは、次のように説明されます。
- 認知を広げる
- 集客を増やす
- 見込み顧客が増える
- 売上が伸びる
理論上は正しい流れです。
しかし現場では、次のような状況が頻発します。
- 施策はやっているのに成果が弱い
- アクセスは増えているのに問い合わせが来ない
- 反応はあるが商談につながらない
これは努力不足でも、担当者の能力不足でもありません。
多くの場合、原因はここにあります。
「知られている」けれど、「選ばれる理由」が伝わっていない。
PVは「見られた回数」です。
売上は「信頼して選ばれた結果」です。
この2つの間には、大きな溝があります。
webマーケティングの成果が売上につながらない企業の共通点
売上に伸び悩む企業の情報発信には、ある共通点があります。
機能説明に偏りすぎている
多くの企業は、発信内容が次のような要素に集中しています。
- 何ができるのか
- どんな機能があるのか
- どんなメリットがあるのか
もちろん重要です。
ただし、それだけでは足りません。
顧客が本当に知りたいのは、次のような部分です。
- なぜその事業をやっているのか
- どんな価値観で判断しているのか
- 現場をどれだけ理解しているのか
- どんな失敗をしてきたのか
- 誠実に向き合っている会社なのか
これらは、製品スペックやサービス一覧だけでは伝えきれません。
そして、この「見えない情報」こそが、最終的な購入判断を左右します。
(機能的価値も大事なんですが、情緒的価値も人は重視します。)
webマーケティングにおける「認知」と「売上」の間にある信頼の壁
売上につながらない企業ほど、次のような構造になっています。
- 認知を広げる
- すぐ売上に結びつけようとする
- 信頼形成の工程が抜けている
結果として、
- 価格で比較される
- 他社との差が分からない
- 「なんとなく」で別の会社を選ばれる
こうした状態に陥ります。
本来の順番はこうです。
- 認知が広がる
- 企業の考え方や姿勢が伝わる
- 信頼が積み上がる
- 比較されたときに選ばれる
- 売上につながる
noteは、この「信頼を積み上げる工程」を担う媒体です。
webマーケティングとnoteの関係性を再定義する
noteは、しばしば次のように誤解されます。
- 企業のブログ
- やさしい広報ツール
- 採用向けメディア
- ブランディング用
しかし実務的に見ると、noteの役割はもっと戦略的です。
noteは、
- 企業の思想を言語化する場所
- 判断基準を共有する場所
- 失敗や試行錯誤を記録する場所
- 顧客の不安を解消する場所
です。
つまり、
売上が生まれる前段階の「納得」を作る装置です。(納得しないと最終決定の行動がいかないのです!)
webマーケティングでnoteが売上に効く5つの理由
noteが売上に寄与する理由を、具体的に整理します。
1. 記事が資産として残り続ける
SNS投稿や広告は流れて消えます。
noteの記事は、検索やリンク経由で何年も読まれ続けます。
一度書いた内容が、
- 営業資料の補足
- 問い合わせ対応
- 採用説明
- 社内教育
などにも使い回せます。
2. 「営業前の理解」を自動で進めてくれる
顧客は問い合わせ前に、必ず企業名を検索します。
そのときに、
- 事業への考え方
- 実際の取り組み
- 失敗談や学び
が載っていれば、警戒心は大きく下がります。
結果として、
- 価格だけの比較になりにくい
- 商談がスムーズになる
- 成約率が上がる
という流れが生まれます。
3. SEOと信頼形成を同時に行える
noteの記事は検索にも表示されます。
ただし狙うべきは、
- 比較
- 選び方
- 導入前の不安
- 失敗例
- 向き不向き
こうした「検討フェーズのキーワード」です。
ここで信頼を得られると、売上につながりやすくなります。
4. 広報・採用・営業を横断して使える
noteは部門を超えて活用できます。
- 広報:企業姿勢の発信
- 営業:事前理解の促進
- 採用:カルチャーの共有
1つの記事が、複数の成果に貢献します。
5. 社内の意思統一にも役立つ
企業の考え方を文章にすることで、
- 判断基準が明文化される
- 社内説明がしやすくなる
- 担当者ごとの認識ズレが減る
という副次効果も生まれます。(家族に説明しやすいと言う利点も生まれます)
webマーケティングでnoteを「売上装置」に変える設計方法
noteを本当に売上につなげるには、設計が重要です。
テーマ設計の基本
次の3カテゴリに絞ると運用が続きやすくなります。
- 課題整理
- 事例・取り組み
- 価値観・判断基準
課題整理
- よくある失敗
- 導入前の不安
- 誤解されやすい点
事例・取り組み
- 成功だけでなく失敗も含める
- プロセスを書く
- 数値より判断理由を書く
価値観・判断基準
- なぜこの方針なのか
- どんな依頼は断るのか
- どんな顧客と相性がいいのか
webマーケティング運用としてのnote活用ステップ
Step1:目的を1つ決める
最初は欲張らないほうが成功します。
- 営業支援
- 採用強化
- 企業理解の促進
どれか1つに決めましょう。
Step2:読者を1人決める
例:
- 情報収集中の広報担当者
- 社内説得が必要なIT担当者
- 提案をまとめている営業担当者
Step3:最初の10本を決める
会議で次の質問を出します。
- よく聞かれる質問は何か
- 失敗した事例は何か
- 断った案件はなぜか
- 誤解されやすい点は何か
Step4:営業導線を作る
- 問い合わせ返信メールに貼る
- 提案資料にURLを載せる
- 会社紹介ページにまとめる
webマーケティング内製化とnote運用の相性
noteは内製化との相性が非常に良い媒体です。
理由
- CMS設計が不要
- 技術的知識が少なくて済む
- 編集負担が比較的軽い
最低限の体制
- 責任者
- 編集担当
- 最終確認者
1人が兼任しても構いません。
webマーケティングでよくある失敗パターン
- 広報だけで完結させる
- 売上部門と連携しない
- 成果指標をPVだけにする
- 目的が途中で変わる
- 更新が止まる
webマーケティング売上改善のためのチェックリスト
- 売上につながる目的が明確か
- 誰向けの記事か決まっているか
- 営業導線があるか
- 価値観の記事があるか
- 失敗談を書いているか
webマーケティングとnoteの関係まとめ
noteは、
- 広報の延長ではない
- ブランディング専用でもない
- 感情的なメディアでもない
売上が生まれる前の「納得」を作る戦略装置です。
まとめ:PVは増えたのに売上は伸びない。その状況を変えるnoteの役割
整理します。
- PVは「注目度」
- 売上は「信頼の結果」
- その間を埋めるのがnote
noteは、
- 企業の思想を伝える
- 判断基準を共有する
- 不安を解消する
- 比較時に思い出される
その結果として、
- 価格競争を避け
- 選ばれる確率を高め
- 売上に直結する
メディアになります。
もし今、
- アクセスはあるのに売れない
- 反応はあるのに決まらない
- 比較されて負ける
こう感じているなら、noteは非常に有効な一手です。
まずは、
「自社は何を語るべき企業なのか」
そこから整理してみてください。